Windows10でThunderbirdのデータ移動
以前PCのハードディスクをSSDに交換しました。その際ThunderBirdのメールデータを移動させたかったので、「Thunderbird のデータを新しいコンピューターに移動する」を参考に処理をしました。
一部わかりづらかった部分や説明不足の部分があったので、ここで補足説明します。
自動アップデートがあるのでバージョン間の問題も少ないと思います。筆者の場合アプリを32ビット環境から64ビット環境に変更しましたが、特に問題がありませんでした。
ダウンロード
Thunderbird日本語トップページのダウンロードボタンからダウンロードすると32ビット版がダウンロードされました。64ビットにするために、ボタンの下の「Systems & Languages」から一覧ページに進み、「Japanese(日本語)」から64ビット用の「Thunderbird Setup 78.6.1.exe」をダウンロードしました。
インストール
インストールはダウンロードしたインストーラーを実行して、ナビゲーションに従えばそのまま終了します。
旧データの移動
なにも変更していない場合Thunderbirdのデフォルトのメールデータは、
C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Thunderbird¥Profiles
にあるフォルダの中に入っています。通常は1つだけだと思いますが、複数ある場合はすべてコピーしてください。
保存場所は変わりませんので、新しいパソコンの同じフォルダに移動させます。
profiles.iniの修正
移動が終わったら今度は一つ上のフォルダ(C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Thunderbird)にある、profiles.iniをメモ帳などのテキストエディタで修正します。初期時は次のようになっていると思います。
[InstallXXXXXXXXYYYYYYYY] Default=Profiles/xxxxxxxx.default※1 [Profile0] Name=default IsRelative=1 Path=Profiles/xxxxxxxx.default※1 Default=1 [General] StartWithLastProfile=1 Version=2
※1の部分のxxxxxxxx.defaultとなっている部分を移動させたフォルダ名に変えます。修正時Thunderbirdのアプリは閉じておいたほうが無難です。
[InstallXXXXXXXXYYYYYYYY]の部分は変更しません。
また複数のフォルダが存在する場合には[Profile1]というエントリーを作ります。書式は基本的には[Profile0]と同じですが、心配なら古いPCの同じファイルも参考にしながら記述してください。
保存後アプリを再起動すればデータが移行されていると思います。