ひのきのまな板をキレイにする
以前大工さんより購入したヒノキのまな板が、傷や汚れが目立ったり、表黒カビらしきものが浮いてきたりするようになりました。いい板だったので、そのまま捨てるのものもったいない気がしてDIYでクリーニングをしました。
このようなケースで板材の表面を削り落とすのは、本来はカンナの仕事です。電動カンナがあればいいのでしょうが、あいにくもっていないので、以前珪藻土マットの汚れをサンダーで落とした時のようにサンダーで削ることにしました。刃物ではない分安全ですが、念のため皮手袋やゴーグル等の保護具は使いましょう。
包丁の傷跡は1ミリもないものですが、サンダーで1ミリの厚みを削り落とすのにはけっこうな労力がいります。またやすりの目が細かいとすぐに詰まってしまいます。そこで80番、180番、320番の順にかけていきます。購入するなら紙より布やすりの方がいいと思います。特に荒い番手(#80)の時は、抵抗が大きく紙だと破れてしまう可能性があります。
最初はこのような状態でした。包丁の傷や、汚れ、カビなどがありもう交換したほうがいいという状態になっています。ここから凹凸にならないように注意しながらまずはいちばん荒い(#80)やすりを使って、表面の傷やカビや汚れが落ちるまで削ります。
板材はサンダの力で上下左右に逃げるので、枠を作って固定しておくといいでしょう。とくに裏面がデコボコだったり、小石が挟まっていたりするとミミズが這ったような傷ができてしまいますので注意してください。もしそうなってしまった場合は、水を吸わせて乾かせば浮き上がってきますので、仕上げを別日にしましょう。
磨いた結果は、珪藻土マットの時よりは各段にキレイになりまだまだ現役で使えそうです。またヒノキ独特な香りもよみがえりました。ただ木の繊維に沿って汚れが入り込んでいる小口面はかなり深くまで汚れが入っているようで完全な除去はできませんでした。