Android10へ機種変更
長く使ってきた筆者のスマホ。OSはAndroid6が入ってました。
近頃メモリ不足のためか頻繁にアプリが強制終了するようになってしまいました。そこでようやくスマホを買い替えたので、引っ越し作業の覚書をして置きます。
楽天モバイル(docomo回線)のArrows M03から、Motorola Moto g8に変更しました。
機種選定のきっかけ
5Gが普及するまでの様子見の端末で4G端末の投げ売りとかないかなとか思っていました。
それで、aquos3 sense liteにしようと思ったのですが、楽天モバイルのオンラインの手続きで2回連続失敗しキャンセル扱いに。サポートに問い合わせてみたけれど、Unlimitedにしないといけなさそうだったので、諦めました。
Andoroidのサポートの面から中国系の企業は避けたいなと思って、HuaweiとかOppoとかを外して選んだのですが、motorolaもレノボの子会社だそうです。
また、何かと心配なSnapdragonです。でも、世の中全体が不安定な今、確かなものなんてないと思います、なんて。
APNの変更
本体が到着したら、まずしないといけないのはAPN(Access Point Name)の変更です。SIMを差したら自動でDocomo回線だというところまでは認識してくれましたが、APNの設定まではされていませんでした。このままだと音声通話はできる状態なのですが、データ通信ができません。怖くて試せませんが、そのまま使った場合って料金ってどうなるんでしょう。
moto g8(Android10)でAPNの設定画面を出すには、「設定」「ネットワークとインターネット」「モバイルネットワーク」と進めます。
次の画面で、「詳細設定」を表示させます。すると「アクセスポイント名」という項目がでてくるのでこれが目的のメニューです。
メニューを開くと、主なAPN設定が羅列されています。ここに目的のものがあれば選択して終了ということになります。楽天モバイルは残念ながらありませんでしたので、右上の「+」ボタンから手動で設定を入力します。
設定項目はたくさんありますが、未設定のままでいいものも半分ぐらいあります。不明な場合は、デフォルトで用意されている選択肢がどのようになっているか確認して要不要の判断をしましょう。
ここで必要なAPNの設定項目は購入時の設定シートや、楽天モバイルなら「メンバーズステーション」から確認ができます。
- 名前
表示名です。多分好きな名前でいいと思います。
- APN
設定シートにあるAPN入力します。
- ユーザー名
設定シートにあるユーザー名を入力します。
- パスワード
設定シートにあるパスワードを入力します。
- MCC
設定シートにある値を入力します。440がデフォルト値のようです。
- MNC
設定シートにある値を入力します。10がデフォルト値のようです。
- 認証タイプ
設定シートにある値を入力します。筆者の場合「PAPまたはCHAP」でした。インターネットでもおなじみのプロトコルですね。
- APNプロトコル
IPのバージョンが選択制でならんでいますが、楽天の設定では「接続方法(PDP Type)」となっていました。
これと同じ値がAPNローミングプロトコルにも自動でセットされます。
ほかの項目は未設定のままで問題なさそうです。
ここまで入力したら右上の…から、「保存」を選択します。
前の画面に戻って、登録した設定を選択します。
APNの設定が終わったら、データ通信がONになっているか確認しておきましょう。ローミングでのデータ通信は通常OFFになっているのが普通です。
データの移行(Google)
Android10では、旧端末で「デバイスのセットアップ」をキーワードにGoogle検索をして、出てきたアイコンを選択するところから始まるウィザードでAndroidスマホの様々なデータの移行ができます。
インストール済みのアプリも選択して新しい環境に移転するか決められます。
ただし、ほとんどのアプリでパスワード等の設定は持ち越されないのであらかじめ確認しておき、移行後に再設定する必要があります。
また筆者の環境では電話帳データは持ち越されませんでした。
データの移行(個別)
- 住所録
現在はSDカードがGoogleDriveに書き出しをします。
住所録はvcfファイルになって保存されていますので、後からそれをインポートします。
- 写真や動画、音楽
これらはファイルの形式になっているのでSDカードに書き出すか、Googleドライブに移動させます。また後からでも作業が可能です。
- Line
Line公式ページにデータの引っ越し方法が載っています。電話番号がそのまま、変更、故障による引き継ぎ等ケースに分けて移行方法が載っています。アプリのバージョンにや異種間の端末だったりすると移行できない項目が増えます。
- メルカリ
メルカリ公式ページによればIDとパスワードを新しい機種で登録しなおせば引き継げるそうです。登録の方法は電話番号だったり、Facebookアカウントだったりいろいろあるので、事前に自分がどのように登録していたかを確認しておく必要があります。
- Paypay
電話番号変更や機種変更をするにあるように、こちらもIDとパスワードがあれば登録しなおしで引き継ぎできるようです。
- SNS系
Facebook、Twitter、Instagramなども、基本的に前述のものと同じように、IDとパスワードがあれば引き継ぎ可能です。もし忘れてしまったな場合は、先に旧端末で処置をするのが得策です。
- ネットバンク系
こちらも基本的にIDとパスワードがあれば、新しい環境で再インストールできます。必ず一度新しい環境でログインできるか確認しておきましょう。ワンタイムパスワードアプリを利用している場合はそれも忘れずに。
- 会員カード系
IDとパスワードを確認しておきましょう。電話番号が変わった時ポイント移行ができないケースがあるかもしれません。確認しておきましょう。
- 電子マネー
モバイルsuicaはデータの退避と移行ができるそうです。楽天Edyも楽天IDと結びつけていったん預けたあと受け取ることができるそうです。ただしiPhoneだったり「おサイフケータイ」でない場合はできないそうです。その場合でも他のEdyで受け取れる救済措置はあるようです。
チャージ式でない電子マネーの場合は登録しなおせば問題ないと思います。
- 他のアプリやデータ
アプリにバックアップ機能がない場合はダメ元でディレクトリを探してみましょう。意外とテキストファイルとかで保存されているかもしれません。そうでなくてもデータさえあれば新しい環境の同じフォルダにコピーすれば移動できることもあります。ただしそのような方法で移動する場合はアプリを不安定にさせることもあります。試す場合は自己責任でお願いします。
旧端末のデータ消去
スマホの機能として工場出荷状態に戻すという機能はおそらくどのメーカーのものにもあると思いますが、その機能がデータを完全消去してくれるかというと疑問です。
それでもやらないよりはやったほう断然いいです。
データ移行が確認できたら、旧端末のデータは消去しましょう。